今日も昨日と同じ

おもむろに青を取り出し

ただひたすら塗りつぶす


部屋中に残る

君の匂い


どんなに違う色で染めても

何にも替わり映えしない

小さなキャンパス


窓を開けても

街は機械的に蠢いてるだけ

ここから見えるモノと

君が今見ているもの


どこまでが本当で

どこからが偽物


微かに聞こえる

サイレン

君一人を乗せて

進んでいく