心を亡くすって書いた

すなわちそれは"忙"っていう文字だった


何度も書いては 消して

書いては 消して

ある一定のラインを越えると


こんな字が本当にあったのかどうかも

解らなくなる

しかし右手は"その"軌道を憶えていて

同じように動くわけだが


出来上がった"それ"をどう理解したのか

未だに解らない


君とのあの日もこの際だから

何度も書き出してみた


あのラインを超えたくて