いつか君が零した言葉の意味が解った気がする

不安定な距離を保ちながら

私が朝 あなたが夜

結局

解りあえっこないんだね


多分それは彼女なりの優しさで

時折見せる微笑んだ横顔に西日が当たって

半歩遅れながら君を家まで送った


さよならは言ってくれなくて

そんなことを心のどこかで望んでいた自分に

嫌気がさした


独りきりの帰り道

朝と夜が交じり合った

とても綺麗な橙に

僕は

なんだか妙に救われた気がした

cause by  ソフィー/森山直太朗