信用アノミー

アノミー 1[(フランス) anomie]
個人または集団相互の関係を規制していた社会的規範が弛緩または崩壊したときに生ずる混沌状態。デュルケームが概念化した語。

原因は自分だったのだろうか。

仕事中の彼女がしていた行動にカチンときて、仕事終わりに思い切ってぶつけた。婉曲な言い回しで、わざと気付かせるように。他人と価値観が違うのは当たり前だ、とは思うけど今度同じことされてまたイライラするのが厭だったし、言ってスッキリすればいいじゃないか(自己満)。彼女がやったことは自分の中で思う"仕事上やらないといけない事"と"やらなくてもいい事"の中の"やらなくてもいい事"をしていたので…。事なかれ主義なんだけどなー。
「…あの時間にやらなくてもよくない?全ての仕事・作業が終わった後でソレをやればいいのに(最大に大人モード稼動して)」
「…?え?何」
心ここに在らず的な生返事。
「…いや、別に謝ってもらいたいとかそういうのじゃないんだけど、今日のあなたの行動を見てこう思いましたっていうのを知って欲しかったので…」
「じゃあ、今度から隠れてするね…、でも前に云ってたよね?最終的に仕事が終わる時間は一緒なんだし、ソレを途中でやっても最後にやっても結局一緒だよって、だからムカついたりしないって」
「そう、確かに云った。でも、それは"仕事上やらないといけない事"の範疇での事だから。あなたがやったことは範囲外じゃん。ちょっと考えてみて、今日あなたがやったことをもし他の人にやられたらカチンと来ない?」
「…う〜ん、別に。」
「じゃあ、Sさん(同じ職場の人)にやられたら?」
「どうだろ…?」

…つづく